社会福祉法人なのはな会

「出会いが成長の糧」

渡邊 駿

2012年入社  相談員  東北福祉大学  総合福祉学部社会福祉学科

Q入社のきっかけは

みなさんは、“障がい”と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
私の福祉との出会いは、学生時代に友人から「障がいがある方との宿泊のアルバイトをしてみない?」と誘われたことでした。そこで待っていたのは、これまで触れたことのない世界、言葉での意思表示が難しい“重い”と言われる障がいのある方との関わりでした。初めての関わりは不安でいっぱいでしたが、実際に関わっていく中で、利用者の方一人ひとりにそれぞれの個性や過ごし方のスタイルがあることを知りました。価値観が良い意味で崩れていくような感覚を覚え、いつの間にか自然と一緒に過ごす時間を楽しめている自分に気付きました。
 先輩職員方が利用者の言葉ではない発信をありのままに受け止め、一人の人として向き合いながら心通わせ、一緒になって和気あいあいと過ごしており、その姿がとても温かく、いつしか「自分も職員として働きたい」と憧れを抱くようになりました。



Q今取り組んでいる仕事は?

 日々一緒に仕事や外出活動の支援などを行う支援員として11年間勤め、現在は相談員として働いています。相談員の仕事は、障がいがある方が地域生活についてどのような希望を持っているのかを知り、その人らしい豊かな生活が送れるようにお手伝いをしていく役割です。
 仙台市は、各専門機関や同じ種別のサービスでも複数の事業所が存在しているので、一人ひとりに合ったサポートを考えていくことが、仙台市で相談員として働く難しさでもあり魅力でもあると感じています。
 振り返ってみると、これまでの出会いの中の節目において「支えになりたい」といった思い以上に、皆さんに支えられることの方が多いことに気付かされました。だからこそまた頑張りたい気持ちが湧いてきます。魅力いっぱいの福祉を、私はこれからも続けていきたいと思っています。



Q社会福祉法人なのはな会のおすすめポイントは?

 なのはな会は、障がいのある方の伴走者として歩み続けるといった理念のもと、幼児、成人、地域生活を支える事業が展開されているため、様々なライフステージでの経験を積むことができ豊かに成長できる仕組みがあります。そのなかで職員同士学び合いながら信頼できる仲間ができます。
 また、働きやすい職場づくりについて、職員同士、法人と話し合う仕組みがあるので、自分たちの理想の職場を自分たちで作り上げていく実感が持てます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。