社会福祉法人ももぞの学園

これから一緒に開墾しませんか?

光畑 翔太

2009年入社  職業指導員  吉備国際大学  社会福祉学科

Q入社のきっかけは

大学在学中に、ひょんなことから“障がい児を対象とした児童デイキャンプ”に参加したことがきっかけで、障がい福祉に興味を持ちました。
児童デイキャンプの参加者は、重度の障害を抱えられ、車椅子生活を余儀なくされている方々が中心でした。
行動するためには介助者の力が必要。ましてや開催場所は山の中…。それでも、ご家族や支援者に支えられながらデイキャンプに参加されていました。
また、当時、児童デイキャンプを主催していたのは当法人に関係する職員の方でした。「絶対に成功させるんだ…出来る」と信じて疑わない熱量を、今でも鮮明に覚えています。
また、当法人の理念にもあるとおり、“共に生きる”“選ばれる存在になる”という言葉にも心を動かされました。



Q今取り組んでいる仕事は?

現在、就労継続支援B型事業にて、職業指導員として働いています。
具体的な仕事内容は、施設内外で生活されているご利用者に、働く場所を提供することを通して、工賃(給料)を得ていただくこと。そして、就労に対する意欲や技能が高まるように“次につながる”支援をしています。

日々一緒に取り組んでいる素材の一つに“花作り”があります。主に岡山市の委託を受けて、花苗の育苗をしています。
私が日頃から慣れ親しんだ岡山市内の光景の中には“ももぞの”のお花があります。皆さんの生まれ育った場所でも沢山の花苗が障害を抱えられている方の手によって作られています。知らないだけで身近なところで街を彩っているって素敵ですよね。

障がい福祉と出会うことができ、物作りにも携われる環境があります。ご利用者の方々が作った物がお客様の手元に届き、直接喜んでいただける機会に出会える喜びも、魅力の一つだと感じています。



Q社会福祉法人ももぞの学園のおすすめポイントは?

・人とのつながりを大切にしたい方(世話好きな方)
・物作りが好きな方(DIYに興味がある方)
・都会を離れ就農したい方(農業に興味がある方) 
※あくまで本人談ですが、やりがい多し充実感や達成感∞。

都会とは到底言えない、田舎です。田舎ならではの田園風景が広がっています。刻が過ぎるのがゆっくりと感じられます。都会にはない田舎の魅力、のどかで静かでのんびりとした時間が“ももぞの”にはあります。
障がいを抱えている方と一緒に田畑を耕し、開墾していく喜び。物作りを始めて半世紀の伝統を継承しつつ、“粟井の地"を今後、どう彩っていくのか?”地域に選ばれる"存在になるためにも、託されたのは当法人です。同志が必要です。これから一緒に開墾しませんか?



Qこの仕事をやっててよかったと思う瞬間

当法人には“物作り”がありました。物作りを通して、人が育つことを学びました。
障がいを抱えられている当事者の方は、障がいの程度等に大きな差があります。抗うことの出来ない事実ですが、障がいを抱え、生き辛さを感じながらも日々生活されています。

花作りには、土作り~納品するまでに様々な工程が存在します。どんなに障がいが重たくても、何かしらの工程に携わることが出来る唯一無二な素材であると確信しています。
また、花作りを通して、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら、今まで出来なかったことが出来た際の達成感をご利用の方と分かち合うことが出来ます。

加えて、当法人には農業やぱん菓子加工等があり、提供出来る素材が充実しています。農業では、一からお米や野菜の生産を行い、収穫及び販売しています。自ら作った物、季節の物、地の物を食すことが出来るのも良いところです。