水野 宏明
2014年入社 児童館指導員 関西学院大学 神学部
児童館指導員をしています。
児童館の午前中は乳幼児とその保護者、午後からは小学生が主に利用していますので子どもたちが楽しむことができる行事やイベントを企画したり、保護者の相談に乗ったり、保護者と地域の方や行政、関係機関を繋いだりということをしています。
児童館職員は目の前の子どもたちが楽しめること、パパやママが必要としていること、地域が欲していることを「みつける」ことができます。
そして、自分で考えたことを形作って人や地域を「つなげる」ことができます。
これらのことによって目の前の人や地域を「よくする」ことができます。
ひとりが「よくなる」と、社会や世界はきっと変わる。
自分の“気付き”が社会や世界を変えていくことができる素敵なお仕事です。
保育園・児童館・留守家庭児童育成センター(学童保育)・児童発達支援事業・放課後等デイサービスと子どもたちと関わることのできるさまざまな施設がありますので、困りごとがあればすぐに仲間に相談することができます。
また、日本各地にそして世界各国にYMCAがありますので、研修や交流によって自分とは違った考え方や価値観、文化などに触れることができ自分が成長できるきっかけになります。
そして、YMCAは100年を超える歴史がありますので話をしていると「実はYMCAと縁がありまして…」ということが多々あり、人と人との繋がりを感じることができる暖かい団体です。
「どうしたん?」「何があったん?」
この言葉は私たちにとって、とっても大切な魔法の言葉です。
多くの子どもたちが過ごす現場ではトラブルも起こります。
そのような時にこの魔法の言葉を使うと、子どもたちは自分の気持ちを精一杯伝えてくれます。
「そうなんやね。他にはなにかあった?」と続く言葉かけによってさらに自分の気持ちを言葉に出してくれます。
子どもたちは話すことによって、そして相手の気持ちを聴くことによって心の中が整理されていきます。
すると相手のことを認めることが出来るようになってきます。
彼ら彼女らが成長していくこの“時間を共有できること”が私の大きな喜びのひとつです。
長く保育に携わっていくとさらに彼ら彼女らの成長を共にすることができ、喜びが増してきます。
たくさんの方とこの“喜び”を共有できることを願っています。