M.H
2012年入社 相談支援専門員 愛知淑徳大学 医療福祉学部 福祉貢献学科
大学在学中、障害分野、高齢分野、児童分野、様々な施設でボランティアや社会福祉士実習等で関わらせてもらいました。
その中で、一番印象的だったのは、知的障害の方との出会いでした。何を求めているのか、行動の背景はなんだったのか、ご家族との関わりはどんな感じなのか、どのような人生を歩んでこられたのか、言葉でのコミュニケーションが難しい方の場合はどのように分かり合えるのか…もっと知見を広めてみたいと思いました。
就職活動中にゆたか福祉会のこと知り、就職実習時に働いている職員と話をする機会がありました。職員の方々が利用者の方々の人生を語り、どのように変わってきたのか熱く話されている姿を見て、自分も経験を積み重ね、知見を深めていきながら成長をしていきたいと思い、入社しました。
現在は相談支援専門員として、地域の障害を持つ方々のお話を伺っています。福祉サービスを希望されている方の要望から作成したサービスプラン(サービス等利用計画案)を区役所へ提出しその後、定期的に自宅や依頼した支援事業所等へ訪問して、福祉サービスの利用状況等近況をお聴きしています。
初めは、福祉サービスを熟知していない自分が対応をしていいのか不安がありました。何か助言しなきゃいけないと気負っていましたが、「話をきいてくれてありがとう」と言葉をいただき、肩の力も抜けて前向きになれました。利用者の方と一緒に悩みながら進めていく過程では「個人の問題ではなく社会的課題では?」と考えることが多くあり、様々な人や機関と繋がる重要性を感じています。相談支援専門員4年目に入り、利用者の方の「人生の伴走者」になれているのか立ち止まり、振り返りながら業務にあたっている毎日です。
当法人は50年の歴史があり、長く利用されている方々のお話を聴くことはもちろん、制度の節目節目で各関係機関と協力しながら、障害のある方々の権利を守ってきたベテラン職員から学ぶ機会があります。大切なバトンを受け継いできた歴史です。
また、多岐にわたる事業所があるので、私自身も転勤希望により異動することで視野を広げることができました。
ライフプランを考える上で、福利厚生を重要視している方も多いと思いますが、産休育休を取得して職場復帰している女性職員や育休取得の男性職員もいて、長く働いている先輩職員の後ろ姿には安心感があります。
研修システムも充実していると思います。知識を学ぶだけでなく、悩んでいることや上手くいったことを交流する機会でもあり、自分自身を振り返り次のステップを見据えることができます。新しい気づきを得て、同期入社職員間で共有することが励みに繋がる場になっています。