大学で社会福祉の勉強をするまでは、障がい者の方は何らかの手助けが必要だと思っていました。しかし大学の授業で就労支援のビデオを見た時に、一人ひとり役割を持ち、いきいきと働く様子を見て、社会で輝くことのできる存在であると感じました。また、障がい者の方が当たり前に働ける社会を実現するため、就労支援を行いたいと思いました。
そんな時、合同面接会で加島友愛会を知り、自分が働きたいと考えていた分野であったため、当法人が企画している“おしごとCafé”に参加しました。参加した際に、一人ひとりに真摯に向き合う職員を見て、私も利用者の方のために真剣に考え、共に就職を目指す支援者になりたいと思い入職を決めました。

障がい者の就労支援をしています。作業場面を通して、アセスメントや支援計画書の策定、日々の作業の振り返り等を行っています。また、施設内作業を通して経験を積んだ利用者の方と、公共施設での清掃訓練や施設外就労の現場に同行し、より職場に近い環境で訓練の設定も行います。
他には、通所される利用者の方だけでなく、実習生の受け入れも行っており、他のサービス利用に繋げることもしています。一緒に作業や清掃に取り組むなかで、報告・連絡・相談の仕方を伝えたり、作業習得の方法を考え、ご本人の特性や思いに寄り添いながら、適切な支援ができた時はとてもうれしいです。
利用者の方と年齢も近く、共通の趣味の話をすることや相談に乗ることもあります。利用者の方と共に、私自身も日々成長していきたいです。そして、就職した後にOB会で出会えることを楽しみにしています。

餅つき大会や秋祭りなどの行事は職員全員で準備を行い、利用者の方と一緒に全力で楽しんでいます。訓練場面だけでは見られない楽しそうな様子を見ると、とても働きがいを感じます。
また、福祉のことだけでなくビジネスマナーや社会人としての心構えなどを伝えるなかで、私も学ぶことが多くあります。電話応対や名刺交換などの実践的な技術は上司が練習をしてくれたり、アドバイスをくれたりするので、身に付けることができました。上司の協力があり、私自身社会人として成長できているように感じます。また、支援の中で悩むことや業務で分からないことがあった際に、親身に相談に乗ってくれる上司がいる、とても温かい職場です。