飯田 美和
2020年入社 子ども支援ワーカー 法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科
私が福祉の道を志したきっかけはダウン症のいとこの存在でした。彼とは同い年で、彼が通う療育施設に遊びに行ったり、母が地域の障害のある子どもを集めてリトミックを開いたりと小さいころから障害のある方と接する機会がたくさんある中で育ち、私にとって障害のある方はとても身近な存在でした。しかし、成長するにつれて世間一般ではそうでないことを知り、むしろ「怖い」、「かわいそう」等たくさんの誤解をされていることを知りました。そんな誤解のない社会にしたいという想いと、障害のある方の可能性を広げる仕事がしたいと思い福祉の道を目指しました。
大学時代にアルバイトや実習等で未就学から成人まで様々な現場に足を運ぶ中で、子どもの支援にも大人の支援にもそれぞれ違った魅力があることに気が付きました。長く福祉の道で働くにあたって、どちらの支援もできるようなところで働きたいと思い、出会ったのが睦月会でした。
今は放課後等デイサービス事業である「療育支援ルーム ボンデイ」で働いています。ダウン症や自閉症等の障害のある子どもたちが元気に通っています。
ボンデイではトイレやお仕度などの身辺自立に向けた支援や個々の課題に合わせた個別活動、ルール遊びや運動といった集団療育を組み合わせて行っています。ハロウィンやクリスマス等の特別な日にはその行事に絡めた活動を考え、楽しみながら季節が感じられるような工夫をしています。そのような活動内容は月に1度の月案会議で利用児の課題に合わせながら考えています。また、日々の支援の振り返りを毎日行い、情報共有や支援の疑問点を解消して次の支援につなげています。
支援の要となるのは利用児の個別支援計画です。それぞれの個別支援計画を立て、その計画に沿って日々支援を行い、モニタリングを行います。モニタリングを基にまた新たな計画を立てるという1連の流れが支援の基盤となる大切な仕事です
睦月会のおすすめポイントは多様な事業があるところだと思います。対象も未就学から成人までの事業がそろっており、また、通所、入所、グループホーム、相談と様々な形の事業があります。さらに、対象も重度心身障害の方から比較的軽度の方までいらっしゃるため、様々な方と関わることが出来ます。このように多様な形の事業所がそろっている睦月会では自分のやりたいことや自分に合っている場所を見つけることが出来るのではないかと思います。私が睦月会を選んだのもこの事業の豊富さが一番の決め手でした。様々な事業所があるこの法人は自分のスキルや経験を積む良い環境だと考えています。
また福利厚生もしっかりしており、安心して働くことが出来ています。古い慣習にとらわれない時代に合った働き方を模索し、実践しているため長く働きやすい法人だと思います。