A
2016年入社 訪問看護師 岐阜大学 医学部看護学科
私が高校生の時に母の病気が発覚し、治療のため入退院を繰り返していました。
病院嫌いな母でしたが、病状の悪化に伴ってせん妄も出現し、帰宅願望が強くなりました。家族間で話し合いを行い、在宅療養に切り替えることになりました。
退院に際して、訪問診療や訪問看護を導入する事になりましたが、病気の進行が早く、看護師訪問前に自宅で息を引き取りました。
この経験から、自宅療養を望む利用者様やご家族様の支えになれるような、訪問看護師になりたいと思うようになりました。
大学卒業後は大学病院で数年勤務。退職後は、かねてより望んでいた訪問看護の道に進みたいと思いました。
当事業所は、住み慣れたご自宅で安心して生活ができるように支援する事を目標としている事、また私の地元でもあるため、慣れ親しんだ地域で働きたいと思い入社しました。
訪問看護師をしています。
地域の介護医療機関と連携して、在宅生活継続支援と在宅医療看護を行っています。予防自立支援に基づき、利用者様の希望を聞き立案された看護計画に沿って看護ケアを行います。
また、利用者様の体調不良時の対応、受診や検査結果から予測される事態に対して助言も行います。
利用者様やご家族様に信頼される看護師になりたい、笑顔になって欲しいと思いながら支援をしています。
訪問時に「実は……」と不安を打ち明けて下さったり、「あなたが来てくれてよかった」「来るのを楽しみにしていたのよ」という言葉や笑顔を見られた時は、訪問看護師でよかったと思います。
また、病院とは違って利用者様ご家族様と深く関われることや、物や環境が整っていない中で、どのように工夫するとより良い在宅生活を送っていただけるかを1から考えることにもやりがいを感じています。
昌明福祉会は、水谷医院・居宅・特養・デイサービス・デイケア・小規模多機能型居宅介護・グループホーム・サ高住・訪問リハ・訪問看護など、様々なサービスを提供しています。
そのため、多職種と連携でき、専門的な視点から意見を聞くことができます。
また、法人でオンライン研修を実施しており、自分の好きな時間を使って看護や介護について学ぶことができます。
当事業所は、現在管理者含め看護職4名が勤務しています。
人数は少ないですが、その分スタッフ間の距離が近いため些細なことも相談しやすく、楽しく働くことができます。
訪問看護は、一人で利用者様のお宅へ訪問するため、的確な状況判断と臨機応変に対応する力が必要だと思います。
入職当初は訪問看護未経験だったため、一人で訪問する不安や判断に迷うことが多かったです。
しかし、管理者や先輩に電話や帰宅後に相談をし、助言をいただいたことで対応できました。
また、限られた時間内にやらなければいけないことがたくさんあるので大変ですが、その分人としても成長できる仕事だと思います。