飯田 美菜
2012年入社 生活支援員 目白大学 人間学部人間福祉学科
在学中の社会福祉士の実習として、嬉泉のめばえ学園で、障がいをもつ子どもたちと関わりました。そこでは嬉泉の理念である「受容的交流」をもとに、子どもたちの気持ちを受け入れて、共感して関わる職員の姿を目の当たりにしました。職員の関わりの一つひとつが新鮮で、感動の連続でした。実習生の私は、なかなか同じようには出来なかったけれど、実習担当職員の丁寧な振り返りと、ステップを踏むことで、子どもが私を認識してくれた時には、すごく感動し、ここで働きたいと思いました。
生活介護の自閉症の方がメインのグループで働いています。自閉症の方はとても繊細で、支援員の緊張感や、視線をすごく感じ取っています。一緒に生活する中で、利用者の方がどう感じて過ごしているのか、何が気になっているのかを意識し、何かいつもと様子が違う時、細かいこともその人の気持ちになって考えるようにしています。そして、利用者の方が安心して過ごせるにはどうしたらいいのかを班の職員みんなで考えて環境を改善しようと模索しています。
法人内に様々な事業所があり、研修などを通して障がい者、障がい児、児童と関わる機会を持てることが強みだと思います。法人の理念である「受容的交流」という考え方が軸としてあり、職員が日頃から取り組んでいることで、どの場面でも、どの相手でもぶれずに関わることが出来ます。また、嬉泉には、スーパービジョン体制というものがあり、スーパーバイザーから療育のアドバイスとして、丁寧な振り返りが行われ、より良い支援に繋げていくことが出来ます。