社会福祉法人恵比寿会

一瞬の時間を楽しみながら、為すことにより学び、共に成長する。

菊池さん

2014年入社  グループリーダー  明星大学  教育学部 教育学科

Q入社のきっかけは

私が福祉業界に入職したきっかけは、友達のように接してくれた祖父が突然、脳内の血管が詰まり倒れたことに起因します。
このことで祖父は片麻痺と言葉が上手く出なくなる後遺症が残り、時間経過と共に認知症が進行しました。トイレの頻回、幻覚や喜怒哀楽の感情等が激しく見られるようになり、最終的には歩行困難となって全身麻痺でベット上での生活になりました。
元気だった頃は体を動かしたり、美味しい物を食べたりする事が大好きだった祖父が、流動食で食事をする姿は考えられませんでした。日々の生活が大きく変化し、様々なことにも制限がかかり、辛い時間を送っているように見えました。祖父が残りの人生を楽しむこともなく、苦痛の中で旅立っていくのは残酷すぎると思いました。しかし、当時の私は側で寄り添い、少ない会話の中で祖父の表情を見ることしかできませんでした。
「もっと何か出来なかったのか」という想いが入職のきっかけです。



Q今取り組んでいる仕事は?

19人のご利用者の健康管理とその人らしく日常生活が送れるようにサポートしています。ご利用者一人ひとりに「24時間プラン」を作成し、これを基に1週間に1回相談員と共にご利用者の食事・排泄・日常動作を確認しています。体に異変が起きる前に早期に気づいて対応することもわたしの仕事の一つです。
また日々の生活や体調の変化に対し「なぜ」を追求し、試行錯誤をしながら他職種のスタッフと共に解決策を考え、苦痛なく穏やかに日々を過ごせるように支援しています。
日々の生活の中でご利用者が出来なかった事が出来るようになったり、少しでも穏やかに生活できるようになった時は、仕事に対するやりがいを感じます。
そして、ご高齢者が残りの人生を豊かに過ごすために必要な事である「一人ひとりが叶えたい事」を実現するための支援にも取り組んでいます。ご利用者と同じ感情を味わい、「叶えたい事」を達成できたはとても素晴らしい気持ちです。



Q社会福祉法人恵比寿会のおすすめポイントは?

介護経験がなくても介護の知識や技術が身に付けられる「エルダー制」というマンツーマン指導があります。
わたしは大学では教育学部を専攻していたので、未経験からスタートしましたが、「エルダー制」のおかげで段階を踏んで業務内容を計画的に身に付けることができました。
また、悩みがある際は先輩スタッフにアドバイスを問う事ができる環境もあり、よい雰囲気が現場に流れていると思います。
スタッフ、ご利用者共にどこでも笑顔が見られる職場です。
わたしにとって、スタッフの中でも特に同期入社の存在が大きな励みになっています。今、このメッセージを読んでくださっている学生のみなさまと一緒に勤務できる日を楽しみにしています。