T.S
2016年入社 支援員 東海大学 文学部文明学科
私は大学時代に放課後等デイサービスのアルバイトをしていました。私の通っていた小・中学校の近くに養護学校があり、学校同士での交流があったため小さい頃から障がいを持った人たちと関わりを持つ事が出来ていました。その影響もあったからか、アルバイトで障がいを持った子供たちとの交流はとても楽しく私の中でもとても有意義なものとなりました。そこで私が就職をする際に、地元で放課後等デイサービスをやっている所はないか?と調べてみるといくつか事業所が検索でヒットし私が知らないだけで地元でも多くの事業所があるのかと驚きました。その中で、放課後等デイサービスだけでなく養護学校を卒業した人達が日中で作業を行なう場も提供しているアンサンブル伊那が私の中でとても興味深く映ったため入社してみようと思いました。
今現在私は、薪づくり班で支援員をしています。原木を製材所から作業場である林へ持って来てもらい、それを職員がチェーンソーで決められた長さでカットし、利用者の方がカットした丸太を運搬、エンジン薪割り機で更に細かくカット。カットしたものを運搬し、それをタガに詰める。この原木の状態から薪という商品になるまでの一連の作業を利用者の方の手で行ってもらい、実際に商品となった薪が売れる事で実際に目に見える結果の成果として利用者の方に実感を持ってもらい、やる気に繋がる様な支援をしています。
法人としてアンサンブル会が取り組んでいる事として、ノーマライゼーションの観点から障がいをもった人たちが仕事を行ない、その仕事を通してお金をもらい消費するという一般の人達と同じ社会参加をして行き、利用者自身で自立を可能にしていく事。更に、利用者の方の保護者の方が亡くなってしまった場合と利用者の方が老いて働けなくなった後のことまで考えて実際に実行していく行動力が私はこの法人の魅力だと感じています。そしてその動きの中に私も一緒に入ることができているという実感が私自身の仕事へのモチベーションを高める事に繋がっています。