社会福祉法人天竜厚生会

ご利用者の日常生活を支援し、一人ひとりの自己実現を達成する

M・S

2018年入社    静岡福祉大学  社会福祉学部健康福祉学科

Q入社のきっかけは

就職活動の際「わたし自身が成長できる会社」を選ぶポイントにしていました。ただ成長するだけでいいなら、ほとんどの会社・法人で可能だと思います。
しかし、天竜厚生会なら、
・多様な種別の施設、部署があり、他職種へのチャレンジもできる。
・法人規模が大きい分、知識・経験が豊富な社員と接する機会も多い。
この、経験と人との関わりがたくさんできる点から、わたし自身が「複数の分野で、早く」成長できると思いました。



Q今取り組んでいる仕事は?

特別養護老人ホームでケアワーカーとして、ご利用者の日常生活をサポートしています。
ご利用者は、認知症の方、身体・精神障がいを持つ方などがいらっしゃるので、一人ひとりの身体の状態も、ご自身で実行可能な動作も違います。生活支援とは、食事、入浴、排泄、睡眠など、生きていく上で必ず行っている日常生活の行為が、何らかの理由で十分に実行出来ないため、私達ケアワーカーが補って行っている支援になります。この「何らかの理由」が、ご利用者一人ひとり異なるので、その方に合った支援を考えて行う必要があります。最適な支援が提供できるよう、アンテナを張って日々ご利用者と接していくことで、変化を一番に感知し、アセスメントへと繋げることが、私達には求められます。



Q一番うれしかったことにまつわるエピソード

私が担当するご利用者で、食事を全介助にて召し上がっている方がいます。ある日、その方がいつもに比べて目をはっきり開け、よく喋ることがありました。お腹の上に置いたままの動かさない両腕も、動かしています。昼食になり「ひょっとしたら自分でスプーンを持って食べることが出来るかもしれない?」と考えた私は、その方にスプーンを握ってもらい、すくって食べてみるようお話しました。すると、自分で口までスプーンを運び、ご飯を食べることが出来たのです。「食事は全介助で食べる。」という思い込みを捨て、チャレンジしたことで、自分でご飯を食べてQOLの向上を感じることが出来たのです。決まっている支援内容をただ実行するだけでなく、本人の状態をみて試行していく事もやりがいの一つだと思いました。