就職活動の時期にたまたま観た"最強のふたり"という作品が大きなきっかけです。電動車椅子の富豪と、その介護人となった移民の若者との交流を描いたヒューマンドラマなのですが、そんな作品を観た次の日くらいに参加した就職フェアで、今私が働いている"でぃぐにてぃ"の社長である"吉田真一"という男に出逢いました。偶然にもその社長は、昨日観た映画の富豪と同じく、電動車椅子に乗って私の前に現れたのです。電動車椅子を自在に操り、ウィットに富んだ会話をする目の前のその人に、私は思わず、昨日観た映画の富豪の姿を重ねました。そして、映画や本に影響を受けやすい私の質も相まって、流れるように入社するまでに至ります。
　職場には社長以外にも愉快な人が多く、今では憧れた映画の世界に勝るとも劣らない、張り合いのある生活を送っています。こんな動機でも楽しく働けるんだなと、皆さんに思っていただければ幸いです。

　ヘルパーとして働き、もう一年が経とうとしています。この一年という短い期間に、本当に色々な人の生活にヘルパーとして関わらせていただきました。訪問介護はお客様のご自宅に伺ってケアを提供するので、行く先々で面白いくらい多様な生活の形を肌で感じることが出来ます。それが、この仕事の魅力の一つです。最初こそ緊張感があったものの、最近少しはヘルパーとして板につき、介護を楽しむ余裕も出てきました。今では、半分は"お客様へ介護を提供する気持ち"、もう半分は"純粋に人と会って楽しい時間を過ごそう"という気持ちで働いています。その甲斐もあってか、「え⁉︎俺今働いてるんだよな⁉︎」というくらい楽しく日々を過ごしています。

　特に紹介したいおすすめポイントが二つあるのですが、まず一つ目は、自由度の高さです。例えば服装。でぃぐにてぃには制服という概念自体がないので、私は夏場はアロハシャツ、冬場はライダースで仕事をしています。髪型なんかも自由で、南国に生息している極彩色の鳥くらいカラフルな髪色の職員もいます。それでもお客様から外見へのクレームがないのは、やはり私たちの提供するケアに真心がこもっているからなのだと思います。
　二つ目は、職場の雰囲気の良さです。月並みなことを言わせていただくと風通しの良い会社なんだと思います。職員の半数以上が20代前半と冗談みたいに若く、良い意味で部活動みたいな空気感で働けます。面白いのが、ちゃんと顧問やコーチみたいなポジションの職員もいるところです。部活動を謳歌していた青春時代の延長戦を味わいたい人にはもってこいの職場ですね。

　自由質問ということで本当に自由にやっちゃおうと思います。
　Mr.Childrenの魅力は正直、筆舌に尽くしがたいです。ボーカルの唯一無二な歌声は言うまでもなく、琴線に触れるメロディラインや歌詞に覗く言葉遊びの巧みさ、詩的な表現力もMr.Childrenの魅力だと思います。私の好きな曲の一つに"彩り"という曲があるのですが、この曲は今生きている全ての人に是非とも聴いていただきたいです。歌詞は著作権とかがあるので載せられないのですが、私の訪問介護という仕事もこの歌の歌詞のようにありたいと思いながら日々働いております。
　"彩り"だけでなく、"口がすべって"、"擬態"、"Any"などMr.Childrenの曲には福祉的な視点からとても勉強になる曲が多いです。詰まるところ、何が言いたいかと言うと、Mr.Childrenが好きな人！でぃぐにてぃに入社して一緒にカラオケに行きましょう！