大嶋 基意
2018年入社 生活支援員 札幌学院大学 人文学部
私は大学在学中からはるにれの里でアルバイトを経験し、そのご縁で2018年に入社しました。この法人に惹かれた理由は、自閉症支援のスキルを学べる機会が多くあるところです。現場では様々な特性を持つ利用者様に対しどのように支援を進めていけば良いか、その支援を行う上での根拠はなにか、など先輩職員が幅広くサポートしてくれます。また、法人では定期的に法人内研修をおこなっており、基礎的な講座から他事業所の取り組みの紹介など様々な研修が開かれています。自らスキルアップし自閉症支援に取り組んでいきたいと思っている方にはぴったりな法人だと私は思います。
支援によって利用者様の可能性を引き出せた時です。
私は、支援を考える際に「この人にはできないから無理だ」などと考えるのではなく「この人にはもっとできることがあるのではないか」と捉え実践するよう心掛けています。1年目の時に担当していた利用者で、生産作業(インスタントコーヒーの袋詰め)が難しいとされていた方がいました。その方は、手順が分からなくなると作業が雑になってしまう、途中で終了してしまうなどの課題がありました。それならば「常に手順を確認できる環境を整えよう」と思い、手順書を見える位置に提示し、作業の際に使う自助具(袋に詰める物が順番に置いてあるボックス)を準備して取り組みました。すると1週間後には作業を間違えることもなくなり、作業スピードも向上していました。環境を変えることでこんなにもできる事が増えるのかと驚くと同時に、利用者の可能性を引き出すことができ、この仕事にやりがいを感じました。