社会福祉法人福祉楽団
【福祉楽団の職員】公務員を辞めて福祉楽団へ 藤堂智典さん
2022.05.11

公務員を辞めて福祉楽団へ
藤堂智典さんインタビュー


 福祉楽団では、広報誌「GAKUNAVI」で、ケアの現場で働く職員を紹介しています。

 今回は、「香取CCC」のソーシャルワーカー、藤堂智典さんのインタビューを公開します。




 2021年4月、福祉楽団に入職した藤堂智典さん(45歳)は、現在「香取CCC」の相談員として、年齢や国籍、障害の有無にかかわらずさまざまな人の相談支援を行っている。

 藤堂さんの前職は公務員で、児童相談所で働いていた。
 
 そこは子どものためにさまざまな相談や支援を行う機関で、緊急の場合には一時的な保護をすることもある。行く場所もなく制限された生活が続く子どもたちをみて、「子どもが安心して生活できる場所が必要だ」と強く感じた。

 ある日、新しいことに挑戦している福祉楽団であれば、そのような場所をつくってくれるのではと思い、「香取CCC」を訪れた。
 
 「転職する気なんてまったくなかったけど、『本当に施設をつくってくれるなら、公務員を辞めて自分の知識や経験を捧げます』と言ったら、『一緒にやりましょう』という流れになって」と、笑いながら入職の経緯を話してくれた。 

 その強い想いには、彼の幼少期が影響しているのかもしれない。
父を交通事故で亡くし、女手ひとつで育てられた。

「たくさん反抗して迷惑をかけました。お互いが不満のはけ口になり、悪循環だった」。
さまざまな貧困から子どもへの虐待が起こり、それが非行につながる。
 
 「自分も一歩間違えばそうなっていた。巡り合わせのなかで救われたから、社会に恩返しをしたいと考えるようになりました」と話す。
 「児童相談所の時代は一生懸命になりすぎて、子どもに感情的なかかわりもしてしまった。ずっと負い目を感じていますよ」。

 いつも明るく笑顔な彼が、遠くを眺めながら当時を振り返る。「だからこそ今は、『科学的な視点』でケアを考えるようにしています。まだまだ勉強中ですが(笑)」 

 今後は、子どもたちの生活の場をつくるという目標に向けて突き進む。
失敗や変化を恐れず、常に挑戦し続けるその姿は、福祉楽団の理念のようだ。私も藤堂さんのそんな背中を追い続けていきたいと思った。
(text : 香取CCC 石田佑典)

(※この記事は福祉楽団の広報誌「GAKUNAVI」2020年3月号からの抜粋であり、記載の情報は当時のものです。)



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法人名 社会福祉法人福祉楽団
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事業内容 「ケアを考え “くらし”を良くし 福祉を変える」のミッションのもと、『恋する豚研究所』や農業などクリエイティブな実践をしています。子どもも、障害のある人も、高齢者も、地域の人も、職員も、みんなが個人として尊重され、自然とともに、わいわいと楽しみながら共生していく、コンヴィヴィアルな社会を創造します。
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