陣田 渉
2018年入社 事務管理課 総務担当 奈良教育大学 教育学部
新卒での就職先は、金融機関でした。しかし、取引先であるご高齢のお客様と関わる中で、別の形でご高齢の方と関わりたいと思い、かつ裏から支えるような仕事に就きたいと思い、現在の職場に就職をしました。
これは入社後に気づいたことですが、いま取り組んでいる仕事は、直接介護をすることではないですが、ご入居者と関わることも決して少なくないということです。会社全体の中では裏方に当たりますが、日々ご入居者と関わりながら仕事ができるという点では、入社してよかったと感じています。
事務管理課というところで、総務・人事業務を担当しています。
京都〈ゆうゆうの里〉では約230人の職員が働いています。その職員の給与計算業務や健康診断の手配、求人管理、入退職対応などの人事業務を担っています。加えて、老人ホームの運営にかかわる行政への届け出作業などもあります。
この他にも様々な仕事がありますが、すべていわゆる「縁の下の力持ち」と呼ばれるものです。実際に現場で仕事をしている方々が、滞りなく仕事をできるように支えていく仕事です。
他の課の職員がご入居者の生活を支える役割というならば、私の役割は、会社・職員を裏から支える役割として、やりがいを持って働いています。
以前の職場とは、全く違う業務に携わっており、わからないことだらけです。しかし、周りの先輩に助けてもらいながら、時におちゃらけながら、日々仕事を進めることができています。
人生のラスト40年間に関わり続けられることだと思います。
1つの会社で、複数の介護サービスを運営しているところはたくさんあると思います。しかし、これほど長い期間でご入居者(ご利用者)と関わることは、難しいと思います。
新卒で入社してから、定年近くまで1人のご入居者と関わり続けられることは、一番のやりがいにつながるのではないでしょうか。関わる期間が長いからこそわかるご入居者の色(様・よう)に合わせた、介護サービスを考えていくメンバーに是非加わってほしいと思います。
加えて、アイデアと頑張りで、キャリアアップも目指すことができます。それらが認められれば、若い世代でも役職に就くことが可能です。実際、入社から5年以内に役職者になった人もいます。キャリアアップとは、業務をより遠く・広く・深い視点で見ることができるようになることです。この会社には、それが備わっていると思います。
この文章を読んでくださっている方の中には、すでに志望する業界や職種が決まっている方もいれば、そうでない方もいると思います。どちらの方にも共通してお伝えしたいことがあります。それは、迷ったら活動フィールドが、広そう・できることが多そうだと感じた会社に行くことです。
みなさんには、入社後の夢(理想)があると思います。入社をしてから経験を得るにつれて、自分のしたいことがよりはっきりとしてくるでしょう。その時にしたいことができる環境がそこにあるか、もしくはその環境を作り出せる環境があるか、それを考えてもらえたらと思います。
あともう一つは、自分がうれしいことと、会社(上司)がうれしいことが同じであるかということです。これが異なっていると、割り切りかジレンマのどちらかになってしまいます。
みなさんが仕事をして得たいことを良く考えて、その得たいことを実現できる会社へ就職できることを祈っています。