T.M
2009年入社 課長 文化服装学院 スタイリスト科
根拠など何もない20代の「人生何とかなるっしょ。」から「ホントに人生何とかなるんだっけ?」という“漠然モンスター”が内在し始めた30代に、兄から「読んでみな」と手渡された梅原猛氏の『道徳』のなかで知った、“利他”という言葉。それと同じタイミングで、海風会の求人に出会ったこと。
試用期間3か月の間でトレーナーを担っていただいた先輩スタッフが、「障害福祉完全ど素人の不安」「障害福祉の働き甲斐」について丁寧に指導してくれたこと。
「代わり映えしない毎日」が、「毎日違う毎日」になったこと。
上記3点が、海風会へ入社したきっかけです。
現在は、指定障害者入所施設の支援課の課長として働いています。
今年は「知ろうとすること」をテーマに、毎週月曜発行の福祉新聞や、知的障害福祉研究さぽーとの記事の中から「知っておいていいこと」を2~3つ抜粋してPDF化し、一緒に働くスタッフと回覧しています。何人かのスタッフの「へー」や「もっと」の知的好奇心につながればいいなと思って続けています。さらに、研修先の他施設スタッフとの雑談の小ネタにもなればいいなとも思っています。
「なんだかんだチャレンジさせてくれる風土」。
基本チャレンジは、「今までにやっていない何か」に取り組むことなので、色々な立場の視点から指摘は受けます。
しかし、そこで「んーゴニャゴニャゴニャ」ではなく、「その指摘は当たり前か」と受け止められる“こころの受け皿”と、いくつかの指摘を受けて「じゃあ、こう提案しよう」という“レジリエンス力”は、多分どこの職場で働いていても必要な要素だと思います。
指摘をクリアしながら、実現に向けた段取りの練習を繰り返しています。
入職1~2年くらいは、先輩スタッフから障害者福祉、利用者さん個々の支援で大切にしていることを学びます。
少しずつ外部、法人研修で基礎知識を蓄え、障害を有する利用者さんの豊かさを支えるための支援力を育みます。その後、自分の得手、不得手な支援を把握したうえで、得手を伸ばしながら不得手の領域をカバーできるようないくつかの研修への参加を上司と相談し、支援の幅を拡げていきます。
また、人事異動を「知らない利用者さんを知ることができる」、「気になっていたスタッフと一緒に働ける」など、ポジティブに捉える練習を続けることもキャリアハイにつながる大切な習慣だと思います。