田村駿弥
2016年入社 主任 東北福祉大学 総合福祉学部 社会教育学科
大学4年間、なのはな会のレスパイト事業のアルバイトをさせていただきました。「どんなことをしたらよいか。」と職員さんに尋ねると、「本人の楽しいと思えることを一緒に楽しんでもらえればそれで十分。」と言われ、障がいがある方に対してこんな寄り添い方があるのかと驚きました。また、そこで働く職員さんたちの働く様子を見て、楽しそうだな、一緒に働きたいなと思ったのが入社のきっかけです。
大学では『教育』について学びましたが、教える立場ではなく、メンバーさん(利用者さんのことです)と一緒に学び合いながら成長していきたいという思いから、この仕事を選びました。
きっかけとなった先輩方は今でも尊敬しており、時々相談に乗ってもらっています。
生活介護施設のはまなす苑で主任をしています。サービス管理責任者のスタッフと協力しながら、支援の方向性や職員の働きやすさなどを日々考えています。
また、私はアルミ缶リサイクルを行うグループに所属しています。はまなす苑2年目のメンバーさんがいて、なかなかグループの輪に入れないのですが、活動内容を工夫したり、メンバーさんを信じて後押しできるような声がけをしたり、毎日考えることがたくさんあって大変です。でも、小さなことでも乗り越えられたり、できた時にメンバーさんとハイタッチをして喜んだり、本当に楽しい毎日です。
なのはな会は、成人施設、幼児施設、地域生活をサポートする事業など、様々な事業を展開しています。幼児施設にいる職員も成人施設での業務を経験していたり、成人施設にいる職員が相談支援の知識を持っていたりすることで、一人のメンバーさんの生活を多角的な視点で考えることができます。
私は入職して5年目になりますが、先輩方の考え方や意見を聞いてとても勉強になっています。
成人施設にいるメンバーさんはみんな優しくて面白くて、関わるのが楽しいですよ!
毎日メンバーさんから刺激を受けています。“できた”、“できない”どちらの瞬間にも立ち会うことができ、一緒に成長できて、すごく楽しいです。やっていてよかったなと思います。
私の働くはまなす苑では、高校を卒業したばかりのメンバーさんや、古希を迎えたメンバーさんもいて利用するメンバーさんの年齢層は広いです。
一人のメンバーさんの人生と向き合うとき、幼少期はどんなことをしてきたのかな?今後年齢を重ねていったときに、どんな支援が必要になってくるだろう?と様々なことを思い浮かべます。そんなとき感じるのは、『学生時代に障がい分野だけではなく、高齢、児童分野など様々なジャンルのボランティア活動をしていたらよかったな。勉強不足だな。』ということです。
学業やアルバイトなど、時間を捻出するのは大変だと思いますが、ぜひ、色んなボランティア活動に挑戦してほしいと思います。