城戸 恵介
2014年入社 実地研修主任 近畿大学 総合社会学部
大学では心理学を専攻しており、介護はまったくの未経験でした。
介護業界に興味を持ったのは、メディアや周囲の人の介護の印象が「大変」というのが多く、「ほんまにこんな大変なんかな?」というところで気になったことです。
いくつかの説明会に行かせていただき、今の事業所の説明会に来て特に惹かれたのは職員同士の仲の良さでした。説明会に来ていた方たち(今の責任者)は終始自然な笑顔で、余談も挟みつつ進行していく感じで、上下関係がありつつもコミュニケーションが取りやすそうな印象を強く受けたので、未経験でもここでならやっていけそうかなという気持ちをとても強く感じて入職しました。
実際入職してみて、利用者さんの支援について丁寧に考えるだけでなく、職員一人一人の生活や調子も普段から気にかけてくれ、よく見て考えてくれていると感じます。
普段私がやっている支援は、みなさんのお宅や入居しておられるグループホームにお邪魔して、家事や入浴のお手伝いをしたり、いろいろなところに外出して一緒にお昼ご飯を食べて帰ったりしています。
事業所内に向けての仕事では、人材育成・スキルアップのための研修を考えるチームのメンバーもさせていただいています。
どちらもまだまだ手探りでやっている感触はありますが、上記のメッセージで触れていただいた通り、堅すぎない程度に丁寧に接することで利用者さん、職員問わずに悩みや頼み事がしやすいような雰囲気を作っていけたらいいなと思いながらさせていただいています。
当法人には施設がありません。法人の考え方として、障がいのある人も、障がいのない人と同じように『地域で暮らすこと』を大切に考えています。その考えの下で利用者さんひとりひとりの暮らしに支援者としてかかわっていくことで、それぞれ違う生活や考え方に触れることできます。
そして、一人一人にとってより良い支援を、その人らしさやしたいことを踏まえて支援を考えていく中で、職員も、支援者としてだけでなく人間的にも幅広い考え方ができるようになれるのではないかなと思います。
上記にも少し書いた通り、私自身まったくの未経験でこの職場に入りました。入りたての頃は右も左もわからず、何をするにもとりあえず質問からという状態でした。
しかし、事務所で行われる座学や基本的な介護の実技研修だけでなく、訪問先で行われる現場・同行研修でも先輩職員の方々に私が納得いくまで丁寧に教えてもらえたので、自信をもって単独での支援に望むことができました。
また、単独になっても不安な事や疑問点が出てきたとき、緊急ならその場での責任者に連絡、そうでないなら事務所での話し合い・相談などひとつひとつ真摯に応じてもらえるので、安心でき、今でもいざという時はすぐに相談できるという支援中の心の支えになっています。