中村 優子
2008年入社 生活支援員 京都府立大学 福祉社会学部
学生時代に福祉を学んでいたこともあり、知的障害者の就労支援施設としてパン屋さんでの職員募集を発見し、障害を持つ方が地域で働き、地域で暮らすということを実際に実現されていることに、とても興味があり入社いたしました。
一般的な企業とは違い、入社までには見学・実習という段取りを経ており、その中で利用者さんや社風との相性などをじっくり感じ取ることができました。
個性的な利用者さん(仲間と呼びます)は人懐こくて、人が大好きな仲間が温かく迎え入れてくれたことがとても心地よく、スタッフの皆さんもよく笑っておられて、明るく楽しい印象だったことが一番の決め手になりました。
障害も重度の方・軽度の方とおられ、私自身は主に日中の作業の場である生活介護と就労部に所属させていただいています。
作業内容も部署ごとに異なります。
主に生活介護では紙すき作業、就労部ではグルテンフリーのクッキーやパンの製造を行っております。
年齢も性別も異なり、障害を持つメンバーもそうでないメンバーも、それぞれの個性や役割を発揮して活躍できる場所があることに、自分自身も安心感を覚えます。
みんなで生きているということに、お互いに優しさを感じたり、学びあえたり、時には衝突して切磋琢磨し、協力して辛いことも大変なことも乗り越えてきたのかなぁと思っております。
そういった感情を共有しながら、それぞれの成長を感じられたときにやりがいを感じてきました。
私は現在、夫と保育園児二人の4人家族です。
家族との時間も、自分自身にとってとても重要なので、子供と過ごせる時間も確保するため時短勤務の制度を利用し、子どもたちの送り迎えなどを行っています。
二度の出産の際も、産休・育休制度を利用し、長期間のお休みも取得させていただき、復帰の時期を調整することができました。
こういった制度を活用しながら働けるのは、スタッフさんや仲間の親御さんの理解や協力があってこそだと思います。
ここには当たり前に復帰を応援してもらえる環境があります。
今後、出産や育児をしながら働くことを視野に入れている方などにとっては、とても働きやすい環境だと思います。
家事・育児の両立はバタバタな毎日であり、子育てのことも仕事のことも悩みは尽きませんが、日々があっという間に感じるくらい充実しています。
色々な悩みを共有して将来への糧としていきたいなぁと思っています。
家族や仕事を大切にしたいとお考えの方、ぜひ一緒に働ける機会がありましたら嬉しいです!