社会福祉法人南恵会

離島の福祉に挑戦してみませんか?

前田健吾

2020年入社  相談支援員  鹿児島国際大学  福祉社会学研究科

Q入社のきっかけは

この法人の所在地である徳之島は、鹿児島県本土から500㎞離れた離島です。そのため、移住を決めた理由と入社のきっかけについて簡単にお話します。
 私と徳之島の関わりは、大学院在学中に履修した社会調査の実習で、徳之島の障害福祉計画の策定に携わったところからスタートしました。基礎調査のアンケート内容の選定から集計分析、グループワーク、調査報告までの流れの中で、2回3回と足を運び島の人々と関わる中で、徳之島という離島ならではの福祉の面白さに興味を持ち移住を決意しました。 いまの法人へ入社する決め手になったのは、職員同士の雰囲気が良く、働きやすい環境というのももちろんあるのですが、職員のやりたいことに対する理解が深いというのが決め手です。実際に面接の場で、空き家問題や福祉計画の策定に取り組みたいと思っていると伝えたところ、1年目からその仕事ができるような環境を整備してもらえています。



Q今取り組んでいる仕事は?

現在取り組んでいる仕事は、低額所得者、高齢者、障がい者、身寄りのない人など、住宅の確保が難しい方に対して、居住に関する支援を行っています。具体的には、行政、医療機関、不動産事業者と連携を取りながら、一緒に物件探しのお手伝いをしたり、入居後の生活が安定するための見守り支援などです。この他にも、島内は民間賃貸住宅が流通していない事情があり、空き家を活用した賃貸住宅の確保に関する仕事もしています。
 入社してからまだ間もない中で、こうしたソーシャルワークを行っていると、自分が分からない事、知らない事の多さに気付かされます。しかし分からないことを直ぐに聞ける先輩がいつも近くにおり、とても働きやすい環境だなと日々感じています。



Q社会福祉法人南恵会のおすすめポイントは?

僕が思う法人のおすすめポイントは、スキルアップしやすい環境が整っている事だと思います。法人内研修はもちろん、未経験者、資格をもっていない職員に対しての資格取得の援助制度、先進事例の視察研修など、豊富な研修が受けられます。また、頑張ったことに対する評価は男女関係なく、施設管理者の半分以上は女性です。
 また、管理者との距離が近いのも魅力の1つです。イベントの企画や研修の提案など、自分の思っている事をすぐに伝えることができます。実際にある職員が「これまで10年以上働いてきて自分の提案が拒否されたことがない、どんな提案でも必ず向き合ってもらえる」といっていたのが印象に残っています。自分のやりたいことがはっきりしている人、やりたいことを見つけたい人、ぜひ一緒に南恵会で働いてみませんか?



Q移住することに対して不安はありませんか?

正直最初は不安がたくさんありました。自分の抱えていた不安とそれが実際にどうだったのか振り返ってみます。
不安①:離島で自分がうまく生活していけるか?
実際:コンビニやお弁当屋、スーパー、ドラッグストアが近所にあり、思っていたより利便性は大丈夫でした。
不安②:地域の人との人間関係
実際:家を借りる際に、家主さんに地域にどんな人が住んでるんですか?と相談したところ、「僕もいっしょにまわってあげるよー」と一緒に挨拶周りをしてくれたおかげで、地域の人と話ができるようになりました。台風が来たときは、移住したばっかりの僕のことを気遣ってハザードマップを持ってきてくれるなど助けてもらっています。
不安③:娯楽はある?
実際:スキューバダイビングやトライアスロン、闘牛、釣りなど、温暖な気候と大自然を生かした趣味がたくさんあります。
結論:最初は不安がたくさんありましたが、意外となんとかなります(笑)