福島 千恵
2008年入社 Link 副主任 立命館大学 産業社会学部人間福祉学科
昔から「何か人の役に立てる仕事をしたい」と思いながらも、なかなか具体的なイメージが持てないままでした。高校時代、友人に誘われて行った特養のボランティアをきっかけに、福祉分野に興味を持ち、大学で福祉学科を専攻、社会福祉士の取得課程で障がい者授産施設の実習を経験しました。そこでは、障がいのある方が“適切なサポートによって、元々持っている力が引き出されていく”様子がとても印象的で、障がい者支援の可能性・重要性を知るきっかけになりました。
「自分も携わりたい」という思いから、障がい分野を選んで就職活動を進める中で当法人に出会い、現館長とのお話から支援の考え方、福祉と企業どちらにも寄りすぎないバランス感覚などに感銘を受け、ここで働きたいと思い入社を志望しました。当時はまだまだ世間の認知度が低かった、就労支援に力を入れていたことも大きなきっかけでした。
現在Linkで「障がい者の就労支援」をしています。通所での訓練で作業を通じて働くことを学んだり、その方の強みや必要な支援を整理して、長く働ける職場を探すサポート等をしています。
職場に送り出す際は、ジョブコーチとして、就職前の実習から雇用の手続き、就職後のフォローも行なっています。利用者への直接的な支援だけでなく、働く会社に対して障害特性の説明や業務内容の調整、雇用管理体制の構築を行なったり、生活面をサポートするグループホームや相談支援事業所等の関係機関との連携も行なっています。
最近はキャリアアップや人生設計について考える利用者の方も多く、ご本人やご家族のニーズや多様性も広がっているため、考えたり悩むことも多いですが、気持ちに寄り添いながら支援を行いたいと思っています。就職して社会で活躍し、自己実現している方を間近で見られるため、日々やりがいを感じられる仕事です。
障がい者、高齢者を含めた「全ての人の人権が尊重される社会を目指す」という理念の実現に向けて、「利用者へのよりよい支援」のために、職員同士声をかけあい、協力する風土があるのがよいところだと感じています。支援への熱い思いを持っている人も多いと感じます。
また、社会保険等の福利厚生がしっかりしていること、女性が活躍しており、管理職への登用や、産休・育休の取得実績も多く、出産後も長く働き続けられる環境です。私自身も2人の子どもで産休、育休制度を利用し、昨年職場復帰したのですが、上司や周囲の理解とサポートを頂きながら働けていることを日々実感しています。
法人内外の研修も多く、関係機関や企業との関わりを通じて学べることも多いので、自分を高めることができる機会があるのもよいと感じています。