今峯 樹里
2015年入社 介護主任 至誠館大学 ライフデザイン学部
就職活動中に山輝会のホームページを見て「お年寄りの当たり前の生活を大切にする」「お風呂は普通のお風呂に入っています」と記載があり、興味関心が湧き施設見学に行きました。
食事は椅子に座って食べる、テーブルや椅子の高さもご利用者に応じて調整するなど、施設だからできない(しない)ではなく、施設だけどできる事として個別ケアや当たり前の生活習慣として実際のケアに繋げている事に感銘を受けました。
また、職員の方が制服を着ておらず、私服で働いている事にも驚きました。名札もなく、ご利用者と一緒に生活を過ごすために必要なことはご利用者目線で考えてケアをすること。
それを大切にしている山輝会で働きたいと強く感じたことを覚えています。
私は従来型の特養で介護主任をしています。
多床室中心の居室で、1フロアに30名以上のご利用者がおられ、大きな食堂もあり環境や設備はユニット型とは異なりますが、当たり前の生活習慣を大切にし、その人らしい生活を守れるように食事・入浴・排泄ケアにこだわっています。
食事は個別の生活リズムに合わせて、目の前で配膳します。
排泄は定時のオムツ交換をやめ、布パンツを履き、ほとんどのご利用者がトイレで排泄します。オムツ交換をする場合でも大きな台車を押し歩くことはなく、個別で対応し臭いやプライドに配慮した工夫をします。
入浴は個浴(家庭浴槽)で、介助は1対1。着替えの準備から入浴を終えるまで一人の職員がお手伝いします。
湯温や湯船につかる時間も個人に合わせてゆったり入浴できます。
大変なことも多いですが、ご利用者からの「ありがとう」は私の活力にもなり、この仕事を選んで良かったと思える瞬間です。
施設全体に職員を大切にすることが定着している優しい法人です。
私が入職して、覚えることがたくさんあり大変な時に先輩が「大丈夫?分からんことは一緒に考えるし、一人で抱え込まんでいいんよ。」と声をかけてくださったり、ご利用者も「あんた辞めんと、ここで頑張りよ。」と励ましてもらい、職員もご利用者も優しく温かい施設だと感じました。
仕事中、些細なことでもお互いに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合うことが多く、自然にそれができるって本当に思いやりのある職場だと日々感じています。
人の悪いところは目につきがちですが、見方を変えると、良いところが沢山あることに気付けました。人間関係に不安が無い人は少ないと思いますが、山輝会には自分の良いところをたくさん褒めて認めてくれる先輩や、失敗しても一緒に悩み相談にのって温かく包み込んでくれる優しい先輩がたくさんいます。
仕事では認知症ケア専門士の資格取得に挑戦したいです。
もっともっと勉強して、チームでケアの質を向上させたいですね。
プライベートでは最近、釣りを始めたので、自分で釣った魚を捌けるようになりたいです。
お刺身で食べたい(笑)