臼田 有希
2017年入社 生活支援員 北星学園大学 社会福祉学部
学生時代児童福祉に興味があり放課後等デイサービス事業所で実習を行いました。障がいを持つ小学生を担当し、日常生活で生きづらさを抱えていることを目の当たりにしました。家族からも相談を受けるようになり、その子の将来のことを考えるにあたって児童福祉のみに焦点を当てても支援を考えるのは難しいと実感しました。実習経験から“幅広い分野で障がいを持つ人の支援をできる”という軸で就職活動を行って、そこではるにれの里は障がいを持つ児童や成人の支援、また通所支援、入所支援、就労支援、相談支援等、幅広い支援を行っているため、私の軸と合うと思いました。 現在は重度の障がいを持つ成人の方の生活支援を行っていますが、この職場で経験した事は他の事業所でも活かせると思っています。
グループホームで生活支援を行っています。余暇の充実として、外出にも行っています。
多動なため、人混みの中への外出が困難な利用者に対し「○○したら行けるんじゃないかな」「△△を使ったらどうだろう」等と職員間で利用者の特性を活かした支援を考え、札幌の大通公園で開催している秋祭りに行ってきました。コミュニケーションをとる事が苦手なので、外出後に本人からのフィードバックはありませんが、その利用者の母親に外出のお話をし、写真をお見せすると「こんなに人が多い所にところに連れていく事なんて考えもしなかった。信じられない。この子もきっと喜んでいると思う。これからも宜しくお願い致します。」と涙ぐみながら言ってくれました。どこにも連れて行けないと思い込んでいた母親でしたが、私たちの企画や配慮が親にとって涙を流すほどの喜びであったと思うと、私はこの仕事をやってて良かったと思いました。