齊藤洋介
2016年入社 生活支援員 東京国際大学 商学部経営情報学科
私は、中途採用として入社しました。これまで、老人保健施設や障がい者の通所施設を経験してきました。一生続けていく仕事だからこそ、『戦場の様な緊張感を持たなければならない仕事より、自分の人生を豊かにしてくれる仕事を選びたかった!』というのが本音です。
趣味は趣味のままに、仕事は仕事として、でも自分の様々な経験を職場と私生活に同様に還元出来るものは何かと考えた時に、この仕事に思い当たり、社会人になってから資格を取得してこの業界に入りました。
障がい者の生活介護の事業所で生活支援員を担当しています。特に私が勤めている事業所は、法人内でも活動的な利用者さんが多く利用している事業所ですので、利用されている方々の社会生活をより豊かにするためのお手伝いとしての支援を行っています。お手洗いの介助や食事介助などの生活の支援などもありますが、それ以外にも外出活動(一緒に公園や娯楽施設などへ出掛けて一緒に楽しむ)や各種行事(運動会やお祭り)の企画実行なども含まれます。コロナ禍の中、そういった活動は今は自粛していますが、焼き芋会や焼肉会、クリスマス会など施設内で楽しめる行事を行っています。
出来そうで出来ないことですが、風通しの良さだと思います。
職員の平均年齢の若さもあり、本音で意見交換や相談をすることが出来ます。また、良いと思われることに対して根拠を示すことが出来れば、積極的に検討していくことが出来ます。
これまで、いくつかの職場を経験してきましたが、ここまで風通しの良い職場はありませんでした。
自分の能力を発揮することが出来る職場だと考えているからです。
例えば営業職は交渉やプレゼンなどの能力、建設業は技術的な習熟などを求められますが、この仕事には自分が今まで行ってきた全ての経験を活かすことが出来ます。エンタメに詳しく、遊びの企画能力があれば余暇活動や行事の企画立案などへ、トレーニングが好きで健康に対する知識があるなら日々の活動で運動プログラムを提案したりすることが出来ます。今までの辛い事や楽しい事、自分を変えたきっかけなどの人生の経験は他者理解へ活かすことが出来ます。生活そのものに直結する仕事だからこそ、「自分力」とも言えるものが生きてくるのです。福祉の仕事だから福祉の能力があれば良いというわけではないのです。それこそが、この仕事の醍醐味であり、やりがいであると考えています。ですので、自分の全部の能力を発揮している充実感から離れたいとは考えられない、それこそが続けている理由です