庄子将太
2011年入社 採用担当
小学生の頃、真似されたり、馬鹿にされたりするのが障がい者。それを共有して楽しむのが僕の同級生。そんな毎日が普通なある日、全校集会の催しで周りの目なんて一切気にせずとても気持ちよさそうにバイオリンを一人で弾く障がいを持った同級生を見て、僕は言葉にできない衝撃を覚えました。今では凄く上から目線だなと思いますが、「味方になってあげたい」という気持ちがこみ上げてきたんです。翔の会は関東で高卒の採用をしている法人として検索に挙がってきたので応募をしたのですが、総合施設長がわざわざ僕の出身地である仙台まで会いに来てくれました。「今日はお断りしにきたの」と出会ってすぐ言われたのが衝撃的でした。最終的には雇用してくれたのですが、無下にせず、まずはきっかけを大事にしてみる法人の意向みたいなものを感じました。
簡単に言うと衝撃的な思い出と、衝撃的な出会いが今僕が翔の会で働くキッカケになったと思います。
私は9年障害分野の生活介護と入所支援施設(障害者支援施設)で働き、今は採用担当をしております。「楽しそう!」とか「説明会行ってみたい」「インターン受けてみたい」と言ってもらえると凄く嬉しく思います。仕事をする上で気を付けていることは、自分と関わった学生さんが翔の会に入職したあとに「後悔をしないこと」です。なので、良い面もたくさんお伝えしますが「避けては通れない試練」についてもお話しいたします。少し大げさかな…?
でも、楽しい事ばかりではないと思うので、なるべく「聞いていた話しと違う!」とならないように自分の言葉に気を付けなければいけないなと思いながら学生さんと向き合うようにしています。
今は直接利用者さんと関わる機会は少ないですけど、僕と出会った学生さんが現場で良い職員になってくれるのも、実は利用者さん支援に繋がっているのかな?というふうに考えモチベーションにしています。
翔の会は障害、高齢、児童、相談、生活困窮者の支援、居酒屋など、その活動は多岐に渡ります。とはいえ、法人の特色みたいなものはどの法人や企業にもあるしうちの法人じゃなければ「将来永劫出来ない福祉」みたいなものはないんじゃないかなとも思います。どこを選んでも福祉の捉え方は自分が決めることなので、誰と出会って、どんな経験をするかで働いて良かったとか、悪かったとかが変わってくると思うんです。ただ、翔の会は地域支援の中に「職員」を含めて考えてくれています。「ちゃんと有給を使っているか?」「何か困っていることは無いか?」「こんな研修をうけてみないか?」と色々な面で我々のことを気にかけてくれます。慣れるので精一杯な1~3年を過ごすかと思いますが、多くの仲間がきっとみなさんを気にかけてくれると思います。「絶対うちにおいで!」なんて無責任なことは言えませんが、長く勤めやすく、続けやすい法人だと思いますよ。
みなさんはどんな職場で働きたいですか?無限大の未来の選択肢の中から就職先を一つに絞るのは苦労しますよね…。どの法人や企業に行っても、もうそこが皆さんの最前線になる訳ですから簡単には決めれないですよね。なので、とても単純ですがなるべく多くの職場見学に行って話を聞くことをお勧めします!「おいでよ」と言われて入るのと、たくさん悩んで決めて入るのとではみなさんの心の持ちようが全然変わってくると思うからです。福祉に携っている以上どこの法人や企業でも我々は同胞だと思うので「翔の会へ!」っていうよりかは、まずは選択肢の一つとして僕たちとお話しをしてみませんか?翔の会はNGナシなので、赤裸々に話しましょう!みなさんの今後のご活躍とご健闘をお祈りいたしまして終わりにさせて頂きます。