社会福祉法人成光苑

音楽がきっかけでつながった職場

S・S

2018年入社  特養 介護スタッフ  龍谷大学短期大学部  社会福祉学科

Q入社のきっかけは

高校生の頃は吹奏楽部に所属しており、音楽の楽しさや奥深さを学んできました。好きな音楽を続けるため、吹奏楽部のある龍谷大学へ進学しました。社会福祉学科を選んだ理由は「なんとなく」で、当時は介護や福祉に興味はあまりありませんでした。2年間の学業を経て、学んだことを活かしたいという思いから就職先を介護業界決めました。そんなある日、高槻で行われた福祉就職フェアに参加した時、耳馴染みのある施設名を発見しました。それが『高槻けやきの郷』でした。はじめはどこで聞いたのか分からなかったのですが、よく考えてみると、高校生の時にやきの郷の夏祭りに依頼演奏で赴いていたことを思い出しました。同時に夏祭りでの演奏終わりに、演奏を聴いて下さっていたご利用者やスタッフの拍手が温かかったことも。施設見学や採用担当者の方との関りを通して、今度は私も夏祭りでの良い雰囲気を一緒に作り上げていきたいという気持ちに変化しました。



Q今取り組んでいる仕事は?

ご利用者の介護全般。主に食事、排泄、入浴の介助。その他、移乗、着脱、口腔ケアなど、ご利用者が安全に安心して過ごせるよう、日々努めています。先輩スタッフの介助方法を見学し、機能訓練指導員に介助方法を尋ねるなど、自身の介護技術の質を向上させるための努力も欠かず行っています。一日の中でご利用者とたくさんお話しをしますが、印象に残った会話の内容も記録に残しています。居室担当として関わっているご利用者には、誕生日カードの作成も実施しています。ご利用者に直接関わりはありませんが、共有フロアの掃除を行い環境整備にも努めています。また、ご利用者毎のアルバムを作成し、撮影した写真をファイリングしています。他には地域福祉推進会議に所属し、地域とも連携できるように他部署のスタッフと情報共有を行っています。



Q社会福祉法人成光苑のおすすめポイントは?

新入スタッフは「ファーストステージ研修」という研修に参加します。この研修では、外部から人材育成のスペシャリストを招き、成光苑の介護スタッフとして必要な心構えや法人理念を学ぶことができます。また基本的な介助技術も座学・演習を通じて学び、土台を固めることができます。他施設の同期スタッフと共に参加するので、その場で情報交換ができます。実際に現場へ入ってからは、専属のチューター(先輩スタッフ)が付いて指導してくれます。チューターには仕事の相談や質問などを気軽に出来るので、不安を解消しながら現場へ馴染むことができます。このように人財育成に力を入れているところが当法人のポイントです。また、高槻けやきの郷には特養・デイ・居宅など様々なサービス展開があり、色んな経験ができることもおすすめです。



Q仕事をしていて、一番印象に残っていることは?

けやきの郷では年に一度、夏祭りを開催しています。スタッフが企画・運営を行い、地域住民も参加して祭りを盛り上げます。私が入職した2018年に『秋祭り』と時期を変え開催されることとなりました。私の当日の役割はご利用者の誘導でした。ご利用者一人ひとりが金券を持ち、屋台から熱気を帯びた呼び込みの声が聞こえる中「あれが食べたい」「こっちはどうかな」と、普段とは少し違った雰囲気にそわそわされているご利用者もおられました。ご利用者の安全を確認しながら、お祭りを一緒に楽しみました。私がご利用者を誘導していると、ステージからトランペットの明るい音が突き抜けて聴こえてきました。見ると、ステージには地元高校の吹奏楽部が並び、祭りを盛り上げるために演奏していました。その高校は、私の出身校です。私も数年前は、あのステージに立って演奏していたことを思い出し、とても感慨深い気持ちになりました。